人間ドックを受けたことがある、という方の中にも、脳ドックは受けたことがない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「脳ドックを受けた方がいい人」の特徴はご存知ですか?発見できる病気も医師が解説! | メディカルドック (medicaldoc.jp)
脳ドックは、脳の健康診断ですので、定期的に受けることが望ましい検査です。
40歳以上の方は2-3年に1回の頻度で、症状のない小さな病変があるなどの場合には1-2年に1回の頻度での検査をおすすめします。
脳卒中や認知症、脳腫瘍など脳の病気の多くは、症状が現れた時点である程度進行している状態です。
特に、脳卒中などの脳血管疾患では、発症予防のための効果的な治療を選択できる場合もあるため、早期発見と早期治療が重要です。
脳ドックで行われる検査は、頭部MRI検査以外にも、血液検査、首の血管の状態を調べる頚動脈エコー検査、不整脈を調べる心電図、動脈硬化の状態を調べる血圧脈波検査などを組み合わせて行うことが一般的です。
以下のいずれかの条件に当てはまる方は、脳ドックの受診がおすすめです。
・40歳以上でこれまで脳ドックを受けたことがない
・高血圧、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化などと診断されている
・喫煙、肥満、大量飲酒などの生活習慣病のリスクが高い
・親族内に脳の病気になった人がいる
脳ドックで全て調べるのが理想ではありますが、時間や費用などの面で難しいということもあるかもしれません。その場合は、まずは頭部MRI検査だけでも受けてみてはいかがでしょうか。お気軽にご相談ください。