予防接種(ワクチン)は予約制のため、事前にクリニックへお電話をお願いします。
A型肝炎・B型肝炎・破傷風ワクチンは、1日1名様まで当日接種可能です。
HPに載っていない種類のワクチンもお取り扱い可能ですので、ご相談ください。
インフルエンザワクチン
インフルエンザ予防接種の有効性は世界的にも認められており高齢者の発病防止や特に重症化防止に有効であることが確認されています。
接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかるため、インフルエンザが流行する前の12月中旬までに接種を受けておくことをお勧めいたします。
費用
インフルエンザワクチン:3,300円(税込)※保険適用外
麻疹・風疹ワクチン
MRワクチンとは、麻しん(はしか)と風しんの混合ワクチンで、2回の接種が済んでいない方に推奨されています。
麻しんや風疹は発症すると特異的な治療法のない重篤な感染症で、その感染力も極めて強いため予防接種は重要です。
なお、MRワクチンではなく、麻疹ワクチン(麻疹のみ)、あるいは、風疹ワクチン(風疹のみ)も対応しておりますので、ご相談ください。
費用
MR(麻疹・風疹)ワクチン:9,000円(税込)※保険適用外
麻疹ワクチン:6,000円(税込)※保険適用外
風疹ワクチン:6,000円(税込)※保険適用外
肺炎球菌ワクチン
日常でかかる肺炎の原因菌で最も多いのは肺炎球菌といわれており、その予防目的に肺炎球菌ワクチンの接種を行います。
65歳以上の方では、5年に1回の接種が推奨とされます。
費用
肺炎球菌ワクチン(23価ワクチン):8,500円(税込)※保険適用外
肺炎球菌ワクチン(13価ワクチン):12,000円(税込)※保険適用外
帯状疱疹ワクチン/水痘(みずぼうそう)ワクチン
成人では主に帯状疱疹の予防接種として使用され、18歳以上の帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる患者さんの方に推奨されています。
帯状疱疹ワクチンは2回接種が必要です。
費用
水痘(みずぼうそう)ワクチン:7,700円(税込)※保険適用外
帯状疱疹ワクチン:1回20,000円(税込) 2回接種必要 ※保険適用外
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)ワクチン
おたふくかぜは、正式には流行性耳下腺炎(じかせんえん)といいます。ムンプスウイルスによる感染症であるため、おたふくかぜのワクチンは、ムンプスワクチンともいいます。
成人の場合、ワクチンを受けた経験がない場合や、感染経験がない場合には、2回接種が推奨されています。おたふくかぜに対する免疫は、ワクチン接種2週後からできます。
費用
おたふくかぜワクチン:1回6600円(税込)※保険適用外
破傷風トキソイド
怪我をした際の破傷風菌による感染症を防ぎます。重症例では呼吸筋麻痺により窒息死することもあり、WHOや米疾病管理予防センターでは、破傷風トキソイドを成人が定期的に接種すべき予防接種の一つに挙げています。
小児期に3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)を定期接種で受けていれば、接種してから10年後までは免疫があるといわれています。最終接種から10年経過している場合には、追加の予防接種をお勧めします。
定期接種していない場合には、3回接種が必要です。
*海外渡航の際には、出発までに最低2回接種が必要です。3回目も忘れずに摂取することをお勧めします。
費用
破傷風トキソイド:1回分 2,500円(税込)※保険適用外
B型肝炎ワクチン
国際的に広く使用されているB型肝炎ワクチンでは、0日-4週間後-6ヶ月後の3回接種で10〜15年程度の予防効果があります。
B型肝炎ウイルスは感染力が強く、また様々な暴露のリスクがあり、予防接種をお勧めします。
※3回の接種が必要です。
費用
B型肝炎ワクチン:1回分 7,000円(税込)※保険適用外
3回セット 19,000円(税込)※保険適用外
HPVワクチン
HPVワクチンは、主に女性の子宮頚がんの予防を目的とするワクチンです。
子宮頸がんは、近年日本で患者数も死亡数もどちらも増加しています。特に20代後半から40代の患者数が増加しています。子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
HPVには、180種類以上の遺伝子型に分類されており、そのうち15種類はがんを引き起こす高リスク型と呼ばれています。特に、16型と18型が子宮頸がん全体の原因の67%以上と言われています。それ以外にも31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68型など、悪性化しやすいタイプが存在します。一方、6型と11型は悪性化しにくい低リスク型ですが、尖圭コンジローマという性感染症の原因になります。
このような病気を引き起こしやすいタイプのものを予防するワクチンです。
日本国内のHPVワクチンには、2価(16、18型)と4価(6、11、16、18型)、9価(6、11、16、18、31、33、45、52、58型)の3種類のワクチンがあります。子宮頚がんの予防率は、4価ワクチンでは70%以上、9価ワクチンでは90%以上になるといわれております。この効果を発揮するには3回(初回、2か月後、6か月後)接種する必要があります。
注目しておきたいのは、男性に対してもこのHPVワクチンはメリットがあることです。
HPVは陰茎癌や肛門癌、中咽頭癌などの悪性腫瘍、及び尖圭コンジローマなど良性の病変の原因でもあるからです。
当院では、9価のHPVワクチンのみ取り扱っています。
9価のワクチンは、小学6年生~高校1年生の女の子を対象に定期接種(公費)が行われています。また、平成9年度生まれ~平成19年度生まれまでの女性も公費で受けることができます。
これらの条件に当てはまらない場合は、任意接種のため全額自己負担です。
接種年齢に上限はありません。海外の報告では、45歳までの女性にワクチンの効果が認められています。
男性の場合は適応外投与という扱いになることをご留意ください。
※自治体によって補助の要件が異なるため、お住まいの自治体の情報をご参照ください。
※当院では、任意接種のみ対応しております。
費用
HPVワクチン(9価):1回分 37,500円(税込)※保険適用外
3回セット 105,000円(税込)※保険適用外
抗体検査
各種感染症に対する抗体検査も取り扱っております。多くの場合、検査をうけてから3-5日間後に結果が判明します。
抗体検査を行い、十分な抗体価がある場合には、ワクチン接種を受けなくても抵抗力があるという評価になります。
なお、抗体検査を受けなくても、ワクチン接種を行うことは可能です。
費用
水痘帯状ヘルペス抗体検査:4,000円(税込)※保険適用外
麻疹抗体検査:4,000円(税込)※保険適用外
流行性耳下腺炎(ムンプス)抗体検査:4,000円(税込)※保険適用外
風疹抗体検査:4,000円(税込)※保険適用外
肝炎ウイルス HBs抗体:2,800円(税込)※保険適用外
HCV抗体:2,700円(税込)※保険適用外
※HPに載っていない種類の抗体検査もお取り扱い可能です。また、ご指定の抗体検査方法(EIA法、HI法など)につきましても事前にご相談ください。